成年後見制度って何?家族が知っておくべきポイント
2024/04/29
日本では、高齢化が進む中で認知症や障害を持った成年の方が増えており、年々成年後見制度の利用が増加しています。
成年後見制度とは、認知症や障害により判断能力が低下した方(後見人)に対し、その生活や財産の管理を行う人(後見人)を裁判所が選任する制度です。家族が成年後見制度について理解し、適切に行動することが大切です。本記事では、成年後見制度の日本国内の現状についてお伝えします。
目次
成年後見制度とは何か
成年後見制度とは、精神障害や高齢などの理由で判断能力が制限された人の権利を保護するために設けられた制度です。この制度では、被後見人の財産や人身にかかる権利を代理で管理する後見人が選ばれます。家庭裁判所が後見人の決定や監督を行い、行政書士は申立てや手続きのサポートを行います。後見人には家族や親族、専門家が任命され、被後見人の意思や個性を尊重して行動することが求められます。成年後見制度は社会的な課題の解決にも貢献しており、被後見人の人権保護、福祉・医療サービスの利用推進、法的手続きの適正化などの役割を果たしています。
成年後見制度が増加しているとは?年間の増加数
裁判所が発表している統計・資料を見ると、令和5年1年間の「成年後見関連事件の概況」という資料の中で、裁判所に成年後見関係事件の申立てをした件数が40,951件(前年は39,719件、約3.1%増)となっております。この数字は、令和元年以降では最も多い申立て件数となっており、成年後見の利用を考え行動に移している方が増えている現状でもあります。
現在の利用者総数は?
令和5年12月末日時点における、成年後見制度の利用者数は、合計で249,484人(前年は245,087人、約1.8%増)となっております。
この数字からも成年後見制度について、前向きに検討し、利用されているケースが増加していることが読み取れます。
利用を検討されている方へ
悩む前に先ずは家庭裁判所や地元金沢の行政書士などの専門家にご相談されることをおススメ致します。
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